剪定の際、見落としがちなのがゴミ処分費用です。枝葉の処分代は、45Lのゴミ袋1袋あたり約500円が相場とされています。
全体の作業費用に対して、処分代が約30%を占めることが多いですが、樹種や時期によって異なるため、事前に見積もりで確認しておくことをおすすめします。
自分でゴミ処分をする場合の注意点
「ゴミ処分は自分でやるから費用を抑えたい」と考える方もいますが、実際には注意が必要です。
- ケガや虫刺されのリスク
剪定した枝にはトゲがあったり、害虫が付着していることがあります。枝を扱う際にケガをしたり刺される可能性があるため、安全面に配慮が必要です。 - 想像以上の作業量
剪定枝は意外と大量に出ます。袋詰めの作業は時間がかかり、重労働になることもしばしばです。 - 運搬の難しさ
トラックがあれば比較的簡単ですが、乗用車の場合は車内が汚れたり、積載量の制限で何度も往復しなければならない場合があります。
(実は植木屋さんにとって、剪定よりもゴミ処理の作業が一番大変と言われることもあります。)
コストを抑えるコツ
剪定費用を節約したい場合、**落葉樹は休眠期(12~3月)**に剪定するのがおすすめです。
- 休眠期のメリット
葉が落ちている時期なら、枝だけの処分で済みます。また、この時期に剪定することで、春には新芽が適度に茂り、手入れが簡単になるという利点もあります。 - 作業の分担
高木や手が届かない木は業者に依頼し、比較的低い木や簡単な作業は自分で行うことで、費用を抑えることが可能です。
費用を抑えたい気持ちは分かりますが、安全性や効率を考えた上で、必要に応じて専門業者に依頼することを検討しましょう。